村上天皇 - むらかみてんのう
村上天皇について
926年-967年
村上天皇(むらかみてんのう)は、平安時代中期の第62代天皇。
醍醐天皇の第十四皇子として誕生。
母は藤原基経の娘中宮穏子。
第61代朱雀天皇の同母弟。
別名、成明(なりあきら)。
文学、特に和歌を好んで、天暦五(951)年には和歌所を設け、源順・清原元輔・紀時文・坂上望城・大中臣能宣らに『万葉集』の訓点と『後撰和歌集』の撰進を行わせた。
多くの歌合を主催したことでも知られている。
家集は『村上天皇御集』。
『後撰和歌集』以下の勅撰集に五十七首入集。
日記『村上天皇宸記』、有職故実書『清涼記』も著書とされている。
村上天皇の皇子「具平親王」の裔は、村上源氏として、以後の宮廷政治において大きな影響力を持つようになる。
関連資料
村上天皇実録